最上の帽子は頭にのっていることを忘るるような帽子である。最上の政府は存在を忘るるような政府である。
----徳冨蘆花「謀反論」

プロフィール

Author:Luxemburg
ときどき生存確認程度に記事を書いてます。体も心も生きてます。


最近のトラックバック


月別アーカイブ


参加しています
Under the Sun、護憲派アマゾネス軍団
DATE: CATEGORY:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 各社が最新の世論調査で発表したところによると、毎日45、朝日48、読売49.5、日経53と、発足時の内閣としては低調、ただ、もともと低すぎる福田内閣末期の低迷からすると倍増はした、という中途半端な結果になった。就任直後支持率としては、安倍より20%以上、福田より10%近く低いのか、とご本人も首をかしげているところだろう。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
NHKスペシャル「調査報告・日本軍と阿片」をみた。日中戦争当時、日本が中国で阿片を製造、販売していたことは知っていたが、これほどまでに手広くやっているとは知らなかった。本当に恥ずかしい次第である。
私の知っていたのは、中国人にケシを栽培させ、それを中国国内やその他の場所への密輸で日本の役人たちががっぽり稼いでいたこと、それらにかかわった人たちが、知らん顔してどうどうと日本の総理大臣になったり最高裁判事をしていたりすること、くらいの話だった。もちろんこれだけでも深刻な問題で、中国の人の中には「イギリスは阿片を持ち込んで国を破壊したが、日本人はその阿片を中国人に栽培させた。イギリス人が悪人なら、日本人は悪魔である」というようなことを言う人がいるのも当然である。しかし、今回のNHKスペシャルでは、これがどれほど大規模であったかが語られた。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
福田首相が8月15日に靖国神社を参拝しなかった。どういう理由で不参拝なのかは知らないが、結果としてはいうまでもなく当然の行為である。
靖国神社は戦没者追悼や慰霊の施設ではなく、生きている人間を殺すための神社である。戦没者を追悼し、慰霊し、感謝することは人間として、国民として当然の行為であり、心情だ。だから、日本を含め、戦士の墓や追悼施設に多くの人々が訪れる。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 福田総理大臣はのび太君に似ているということで中国では人気があるという話を聞いたことがあるが、のび太君と言えば何でも無い物ねだりをしてドラえもんを困らせる存在だから一国の首相が似ているとしても外見だけで、中身は違うはずだ。
 前の沖縄サミットのときは800億円使った日本政府。今度は環境サミットと銘打っていたりするのだから、もちろんエコなサミットであるべきだが、今回は600億円らしい。それでもイギリスのサミットの3倍使っているとのこと(Times)。一体どこにそんなカネがあるのか不思議でしょうがないが、それだけでは飽きたらず、サミットの警備で漁船の検査をやってさらに漁業を痛めつけているらしい。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
どこまで本当か知らないが江沢民時代、中国の先生用の解説書には日本軍の残虐性を強調するようにと書かれていたとかいう話があって、思想統制だ反日教育だと言う人もいた。
 今回の学習指導要領について、「文科省は、ゆとり教育を掲げ、学習内容や授業時間を減らした現行の指導要領が批判を受けたのは、各教委や学校への説明不足が一因と判断」(共同通信)し、「各地への空襲、沖縄戦、広島・長崎への原子爆弾の投下など、国民が大きな被害を受けたことが分かるようにする」という指針の説明会を開いたという(毎日新聞)。

 後期高齢者医療制度も「説明不足」、ガソリンも「ご理解」いただきたい。要するに政府のやることは常に100%正しくて、国民の認識不足が混乱を招くということらしい。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
最近、映画館まで足を運ぶ気力もないので、ネットで色々探しては楽しんでいるが、次の動画は、一本のドキュメンタリー映画を見るくらいのボリュームがあって内容も楽しめた(というより今の世界が怖くなった)。日本語の字幕がついている。

「地球温暖化詐欺(The Global Warming Swindle)No.1〜5」
その1,その2,その3,その4,その5

それぞれ15分ずつくらい。
 この主張は温暖化そのものはあるとしながら、それが人為的に、つまり工業化社会による二酸化炭素排出によって起こっているわけではないことを説明し、にもかかわらず誰がどういう意図でこういうことを言い始めたか、そして、右派と左派が妙な一致をして、だんだん宗教化していく様子が描かれている。

東京都は二酸化炭素排出削減義務化条例を制定したが、おそらく何もわからないで「東京都が新しいことに一番最初に飛びつくんだ」というポリシーでやっているのだろう。それを「バカのポピュリズム」と受け取らず、「実行力」と受け取ってくれる都民がいる間は。

追記・・・再度エントリーを公開します
メールいただいた方、ありがとうございました。おっしゃるとおり、いきなり非公開にしちゃだめですね。温暖化人為説がうさんくさいと思う人にとっての貴重な情報源を閉ざすのは確かによくありません。
 エントリーを復活します。公開するからには、批判コメントに答えて行くべきというコメントがいつもたくさん来るのですが、私のブログの更新頻度を見ておわかりの通り、そういう余裕がありません。今回は一応紹介ということでご勘弁下さい。
| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 昨日は2007年の自殺者数が警察庁から発表され、33093人、史上二番目、10年連続3万人超、30代の自殺者は過去最多、とマスコミでも問題にされていた。
 こんな数字にだまされていていいのだろうか。前にも書いたが、日本には年間15万人ほどの変死者がいてWHOではその半分を自殺者としてカウントするというから、自殺者は11万人、他の先進諸国の10倍にもなる。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 韓国は1997年から死刑執行を停止し、10年以上経過したのでアムネスティーなどでは事実上の死刑廃止国という分類がなされている。もちろんまだ死刑「廃止」ではなく「停止」なので、死刑囚は存在しているのだが、どのような生活をしているのだろうか。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 7年前の6月8日、大阪教育大学付属池田小学校に乱入して生徒8人を次々に殺した犯人は、自殺しようとして死にきれなかったから、死刑になるため、子ども8人を次々に殺したという。
 今年3月に起きた荒川沖の殺傷事件。この事件の犯人は「自殺するのは痛いから嫌だった。複数殺せば死刑になれると思った」。
 そして、池田小事件から7年後の6月8日、秋葉原で男女7人を無差別に殺した犯人。彼もまた世の中がいやになったと言い、自殺願望が強かった。荒川沖、秋葉原、どちらの犯人も「誰でもよかった」という。殺人は自分が死刑になる(自殺する)ための手段に過ぎなかったからだろう。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
75歳から後期高齢者、年金から天引きされる「実害」はもちろん、後期高齢者という言葉だけでも不愉快に思う人がほとんどであろうに、さらに75歳以上の運転者、後期高齢運転者(?)には「もみじマーク」の表示を強要するらしい。違反としては1点、反則金4000円。
 東京新聞に、タクシー強盗が「弱そうな」運転手を選んで売上金を強奪していた話が出ていたが、強盗にとって、今後はずいぶんと手間が省けることになるかもしれない。
とはいえ、高齢者ドライバーによる事故が10年前の2倍に増えているという。何らかの対策が必要なことはわかる。しかし、一方で免許保持者も2倍に増えているのだから、どうして悪者扱いにされるのか、解せないところだろう。彼らの罪はたまたま同世代の人数が多いことだけである。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 東京都は年収200万円以下の世帯の子どもが塾に通えるように無利子で塾費用の融資をすることを決めた。
 なんだかあきれてものもいえない、というのが正直な感想。

 子どもの塾通いに狂奔するのは、主として東アジアの諸国。はい上がらなければ地獄が待っている、子どもにだけは自分のようなつらい思いをさせたくない、という親が何とか塾代を捻出しようとするのは当然だろう。格差社会の現実の前に必要悪と思っていても、やむを得ない。そんな社会が悪いんだと言ってみても、目の前の現実は変わらない。親個人のレベルとしてはとにかく塾、という気持ちになるのもわかる。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
ブッシュ政権がどうやって国民を戦争に引っ張っていったか、その「戦争の作られ方」のドキュメンタリー映画"Leading to War"がインターネット上で無料視聴できる。なお、日本語字幕版もあり。
 当時のアメリカ国民は、米政府のこういう言葉を結構真に受けていたのだろう。







| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 日銀人事について、民主党が同意してくれないことにいらだった福田さん、哀れみを誘う作戦に出ているのか、自分のことを「可哀想なくらい苦労している」などと言い出している。
 実は最近あまりニュースを追っかけていないので断片的な知識しかないのだが、日銀副総裁就任に同意してもらえなかった財務省出身の渡辺さんはテレビで、「自分で言うのも口はばったいが、適材適所なんだから同意すべきだ」という趣旨のことを言っていた。自分が選んで頂く立場であれば、形だけでもいいから「一生懸命やるから認めてほしい」というような程度のことをいえないのだろうか。最低限の常識も品性もない人間、ジミン党はこんな人事しか提案できないほどダメになってしまったのか。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
4/7 (4/6深夜) 0:55〜1:50 日本テレビ
番組ホームページ

日中戦争真っ只中の70年前、南京陥落時に起きた南京大虐殺。様々な論議を生み、虐殺の人数さえ両国の間で大きな開きがある。その事件について、20年間身を削るような調査を続けてきた人がいる。彼が探り当てたのは、兵士が最前線で綴った「陣中日記」。そこには日本軍が中国人捕虜一万数千人から二万人を一挙に虐殺したことが記されていた。また日記からは、勤勉に田畑を耕し家族を愛し、生きるのに懸命だった農民が、突然戦場という異常な世界に放り込まれ、殺戮者に変貌していく姿が浮かび上がる。陣中日記をもとに虐殺の軌跡を追う。


 内容については知らないので、自信を持っておすすめするというわけではないが、やはり日本人として避けて通れない問題だと思う。私も録画して見たいと思っている。

・・・この後番組の感想

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 自由に使ってよいお金をもらえば、何が必要であるかを考えて使う。たとえば、1000万円を自由に使ってよいといわれたら軽自動車を買って、残りの900万円ほどは生活費に使うというふうに。しかし、車以外に使ってはいけないといわれて1000万円渡されたら、だれだって「ベンツが必要だ」とでもいうだろう。何日かけてでもベンツ購入の必要性を訴える資料を作る。
 道路の必要性など、この程度のものである。実は「必要な道路」などないのだ。
 結局、何にお金を使うかの選択の自由を与えない制度、それが道路特定財源の問題であり、これを維持したいと中央政府がいうのは統制を強めたい側からすれば当然かもしれない。しかし、それをあちこちの首長がいうとすれば、一体何なのか。最近はやりの「ドM」というやつか。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 東京新聞の記事「太陽電池生産トップ転落 07年、欧州に抜かれる」によると、
太陽電池の生産量で長く世界一を保ってきた日本が、2007年にトップの座を欧州に譲り渡したことが29日、米国の専門紙の調査で分かった。世界市場が急拡大する中、原材料の調達が遅れたことに加え、住宅用太陽発電への補助金廃止などにより日本市場が縮小しているのが原因。企業別で7年連続1位だったシャープ(大阪市)もドイツのメーカーに抜かれた。
・・・
業界関係者によると、太陽光発電からの電力を電力会社が優遇価格で買い取る制度を導入する動きがドイツやスペイン、ギリシャ、韓国などで広がり、市場が急拡大している。逆に日本は普及をけん引してきた住宅用太陽発電への補助金が05年度に廃止されて以来、市場が縮小。


続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 江戸時代と民主主義、こんなに結びつきの薄そうなテーマで、どうして二回エントリーが書けるのか自分でも不思議だ。
 さて、江戸時代はなぜ民主的なのか、というテーマには二つの意味があって、一つは前回やった話、選挙制度もない江戸時代がをなぜ民主的と評価できるのか、の意味だった。

 もう一つは、なぜ江戸時代は民主的な社会になれたのか、という点である。正直なところ、江戸時代に興味を持ったのは最近なので、自分なりに考えたところを書くしかない。

 前回の話と関係するけれど、江戸時代の民主主義とは、選挙制度などの、表面的な部分ではなく、もっと深い人間観にもつながる部分が民主的だと私は考えているので、そういう政治文化や人間観がどうやってできたのか、ということを考えてみたい。

続きを読む »

テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 ブロガーの皆さんは結構心やさしい方が多く、新銀行東京について、「中小企業を救うという理念はよかった、しかし、開業時にはすでに民間銀行の業績は回復して中小企業への融資も可能となっており、新銀行東京は必要ないものになっていた。もはや展望もない以上、傷の浅いうちに処理すべきである」というような評価をする方が結構多い。もちろん、「理念はよかった」と主張しているのではなく、「当初の理念はよかったとしても・・・」という意味でおっしゃっているのだろう。しかし、その程度の評価すらできないのではないだろうか。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 憲法第9条の発案は幣原かマッカーサーかという話があるが、実際には誰が言い出したかなど比較的どうでもいい話で、時代と国際社会が求めていた憲法、そして最後にたどり着いた画期的な憲法が、いろんな偶然も重なって奇跡的に日本に誕生した。だから問題は、その憲法を理解する力、守り育てていくだけの器が日本人にあるかという点にある。
 一方、新銀行東京は別に誰も求めてないのに、どこのだれが無責任にぶち挙げたのかは重大な問題であり、もちろんいまさらこれを守り育てていく都民の器など一切問題にならず、むしろリーダーの資格のない人間が居座っている現状を理解する力のほうが都民に問われている。
 この銀行については、さかのぼっていくといろいろ証言が出てくるもので、大前研一さんによると以下の通りらしい。

続きを読む »

テーマ : 詐欺にご用心 - ジャンル : 株式・投資・マネー

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 私は小さいときからハリハリ鍋が大好きで、牛肉より栄養があるんだといわれてよく食べた。鯨のステーキも大好きでちゃんとした霜降りの肉(鹿の子と呼んでいた)もある。その美味は、鯨の肉というと給食に出てきたスポンジのような肉しか知らない人に説明するのは困難を極める。
 鯨の肉を食うかどうかは、食文化の問題であって、年間3500万頭の牛を殺しているような国もあるのに、何で日本だけがごちゃごちゃ言われるのかと思うと腹が立つ。


続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 購読していない私にとって、WEB上で赤旗を一部とはいえ、読ませもらえることはとてもありがたい。
 NHKのニュースでは、下の朝日新聞と同じ程度のことしか放送されなかった。
 町村官房長官は4日の記者会見で、中国の国防予算の伸び率が20年連続で2けたになったことについて「とても周辺の国々、世界の国々には理解できない。その中身がはっきりせず、透明性の欠如は大きい」と批判した(asahi.com)。


中国の軍備増強 日本の防衛力は大丈夫か(産経新聞・主張)
では日本はどうするか。日米安保体制を強化することで地域の軍事バランスを取るべきだろう。米国が領土紛争に関与しない可能性もあるが、米国との信頼の絆(きずな)をいかに強めるか。日本の存立の基盤はここにかかっている。


 うーん、中国もあまり日本の右翼を喜ばせることをしないでもらいたいなぁ、そんなに増やしてるなら、いいわけもできないだろう、なんて思っていた。

 しかし、赤旗に書かれた下の数字を見ると、上の話はウソだとは言わないとしても、相当印象は異なる。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:憲法その他
 『多文化・多民族・多国籍社会で「人として」』さんからTBをいただき、返そうと思ったら通らない。何度もやっているうちに記事の中で「差別権」という言葉が目に入った。こうなったらもうダメ、何だろうと思って見に行ってしまった。こちら。そして「差別権」の発信元も見に行ってしまった、アホだな、オレは。
 で、そのサイトの言うところを詳しく見ていくと・・・(サイトの主張が青い文字、その後の普通の文字は私のツッコミ)

 憲法14条は法の下の平等であって個人間の平等ではない(いや、法の下に個人が平等なんだけど)。

 憲法というのは法の法であって個人が守るものではない。日本は個人が他人を差別することを禁じた法律はない。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 前々回、名主が民主的に、しかも任期を区切って選ばれることから、江戸時代(但しすべての地域とは言わない)はジョン=ロック顔負けの民主主義であると書いた
 しかし、将軍選挙があるわけでもないし、大名のリコールができるわけでもない、選挙権、投票権などの概念のない世界が民主主義であるはずがないとも思えるのに、なぜ幕末に訪れた外国人が、
「ヨーロッパ人の私がもっとも驚いたのは、日本の生活の持つきわめて民主的な体制」(メーチニコフ)。
「アングロサクソンよりも根底においては民主的」(チェンバレン:あのチェンバレンとは無関係)
というのはどうしてなのだろうか。「生活」「根底」が民主的といわれてもぴんと来ない。

 民主主義についてきちんと教えてくれない、というより教えない日本では、民主主義というとどうも投票だの多数決だのという表面的なところに話が行きがちだ。しかし、民主主義は実はもっと深いレベルで問題になる。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 前回まで、江戸時代の民主主義について述べてきた。
 その市民社会を破壊した明治維新について「持丸長者--幕末・維新編」広瀬隆著をもとに考えてみたい。
「持丸長者」の「持丸」とは、丸=カネ をもつということである。昔の言い方をそのまま使ったものらしい。長者番付に見る変遷から世の中の動きを見ていこうというもので、明治時代に三井などが入っているのは当たり前として、何の生産手段ももたないはずの「山県有朋」「井上馨」らが番付に入っているのはなぜなんだ、彼らは国のために働いた清廉な政治家ではなかったのか、というような問題意識から明治維新を見ていくとよくわかる、壮大な歴史ドラマとなっている。
 広瀬隆さんというとどうしても、ユダヤとかの話について行けなくて苦手、という人が多いとは思うが、この本に関しては、そういう話がないので、わかりやすく楽しく読める。通貨の話の部分だけを取って読んでもなかなか面白い読み物だ。

続きを読む »

テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 前回、百姓たちの民主主義、経済的自由、豊かさについて述べた。この民主主義についてもう少し書いていく。
 なお、当たり前のことだが、江戸時代は地域、藩によって千差万別であり、全体として幕府直轄領はのんびり、ほかにも加賀藩や会津藩など、善政で知られた藩がある一方で、薩摩藩、長州藩などのようにどちらかというと悪政の藩もある。全体としてどっちが多かったのかはわからないが、私が書いているような民主主義がかなりひろく成立した時代であるというだけでも、江戸時代に対する見方は変わるのではないかと思う。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 先日、渡辺京二著の「逝きし世の面影」について書いたが、そんなにすばらしい江戸時代の社会がどうやって形成されたのか、そのヒントを提供してくれる一冊である「百姓たちの江戸時代」田中圭一著:ちくま新書について書くことにする。
 江戸時代というと、御触書だの諸法度だのという幕府側の記録は多いが、それは建前でしかなくて、現実の人々の生活がわからない、そこで、著者は主に新潟・佐渡の農民の生活を、村に残った古い文書などから描いていく。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 イージス駆逐艦「あたご」と漁船の衝突事故、まだわからないことが多い(というか、乗員の供述は不自然で何かを隠しているのかもしれない)ため、今の時点でいえることはそう多くない。

 ただ、今回改めて思ったのは、多くの漁業関係者がいうことだが、自衛隊は「そこをどけとばかりにつっこんでくる」という、それを裏付けた形になったということである。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 米兵による少女暴行事件。再発防止、運用改善なんていうけど、聞き飽きたと思っている人が多いのではないだろうか。今は、いかにも対策を講ずるようなことを言っていて、はやくほとぼりが冷めてくれないか、と時間稼ぎをしているように思うのは私だけではないだろう。
 米軍がいるから日本は守られているんだ、という人もいるだろう。しかし、その犠牲を狭い沖縄に集中させておいてそういうことを言うのは、自分が安全なところにいて断固テロと戦う、と言っているどこかの大統領に似ている。自分が当事者になったら、例えばアメリカが徴兵制で、大統領や議員の息子がイラクに行くかもしれない、それでもイラク戦争をやるというなら本物である。自分が当事者になって初めてまともな判断ができる。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 ちょっと今日は箇条書き程度ということで。なお都々逸なし。麗子お嬢様とばあやの会話にまとめなおす可能性有り。

Q:米軍のおかげで日本は安全といえるのではないですか

A:いいえ、米軍は自分の軍を展開させるために、日本を利用しているだけで、日本を守っているわけではありません。ベトナム、アフガニスタン、イラクへと侵略するときに足がかりとして日本の基地を使っただけです。


Q:でも日本を守ってくれているのでは?

A:どの国の攻撃から守るのでしょうか。日本に攻めてくる国はありません。


続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:未分類
 先日ふと手に取った。チカンの指をねじり上げれば女性でも撃退できる、みたいな話かなと思っていたら、全然違った。暴力の心理、特に加害者側について述べた本。著者は精神科医でもカウンセラーでもなく、もと傭兵。彼自身が暴力の極みである戦争を経験しているだけに、内容は新鮮だった。
 一言でいうと、なぜ人が暴力にとりつかれるかを知れば、ある程度暴力が防げる、こういう内容である。

続きを読む »

| BLOG TOP |

copyright © A Tree at Ease all rights reserved.Powered by FC2ブログ