最上の帽子は頭にのっていることを忘るるような帽子である。最上の政府は存在を忘るるような政府である。
----徳冨蘆花「謀反論」

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 自由に使ってよいお金をもらえば、何が必要であるかを考えて使う。たとえば、1000万円を自由に使ってよいといわれたら軽自動車を買って、残りの900万円ほどは生活費に使うというふうに。しかし、車以外に使ってはいけないといわれて1000万円渡されたら、だれだって「ベンツが必要だ」とでもいうだろう。何日かけてでもベンツ購入の必要性を訴える資料を作る。
 道路の必要性など、この程度のものである。実は「必要な道路」などないのだ。
 結局、何にお金を使うかの選択の自由を与えない制度、それが道路特定財源の問題であり、これを維持したいと中央政府がいうのは統制を強めたい側からすれば当然かもしれない。しかし、それをあちこちの首長がいうとすれば、一体何なのか。最近はやりの「ドM」というやつか。
◇ ガソリン代値下げは地方にとって唯一の福音

 都心よりもむしろ地方の生活の方が車に依存している。それは国鉄分割民営化=地方の切り捨て、という中曽根が破壊した国土の後遺症である。おかしな話だ。全国津々浦々まで携帯の電波が届く時代に、鉄道のネットワークは大正時代か明治時代レベルに逆戻りしている。そんな不便な地方都市の生活は、車なしに成り立たない。そういう地方の生活にあって、追い打ちをかけるように4月からいろんなものが値上がりして、みな悲鳴を上げそうになっている。そんな中ガソリンの値下げだけが唯一の福音となっているといわれるが、地方での切実さはたいへんなものだろう。
 地方の知事はその人々の声を代弁し、人々に訴えなければならない。ところがどうだろう。暫定税率維持を、自民党道路族のピエロとなって訴えるそのまんま東。本当に地方の声を代弁しているのか。自分こそは地域を知っているような顔をしているが本当に知っているのか。

◇ 道路は地方にとって有害

 彼のいうとおり地方に道路が必要だとして、かりに道路を造ったとしよう。本当にそれで地方がよくなるとでも思っているのか。道路特定財源から補助金をもらって行う道路建設は大規模なバイパスなどが中心だという。地方都市の市街を抜ける国道に代えてバイパスを造り、渋滞を緩和する。一見結構なことのように思えるが、そうなれば車は市街を通らなくなる。にぎわいは郊外のバイパス沿いの大型郊外店、○○ホームセンターや××デンキに移動する。地元の店ではなく、東京本店の支店ができるだけである。地元の店が建ち並ぶ地方都市はシャッター街になってしまうのだ。
 さらにいえば、便利さだけで考えても本当はバイパスもいらないところが多い。多くの地方都市では高速道路を使えば便利だし、それなら少なくとも歩行者に危険が生ずることはない。それに高速道路上に郊外店ができることはなく、地元商店街を衰退させることもない。だからどうしてもバイパス効果を得たいなら、高速道路を使えばいいのだ。もちろん実現はきわめて簡単である。高速道路などいつでもタダにできるのである。ヨーロッパのほとんどの国では高速道路はタダかそれに近い。しかも道路予算は日本より少ない制約の中でタダにしているのである。
 日本では、まったく不要どころかむしろ有害なバイパスを巨額の予算を投じて作る、地方都市は衰退する、自治体の借金は増え、国土は破壊される。

◇ そのまんま東はそのまんま東を向いている

 こんなことを何のためにそのまんま東はテレビに露出して訴え続けるのか。ギラギラとした権力欲にとりつかれ、地方を踏み台にして自民党にすり寄り、中央の権力を伺っているのではないのか。

 彼は、「そのまんま東」から心を入れ替えて、勉強して東国原知事になったことになっている。しかし、人間というのはそう簡単には変わらないものなのだろう。彼は地方を、地方の人たちの生活を見ず、東京を見ているようにしか思えない。以前の彼のまま、そのまんま東を向いているのだ。



 なお、実際にすべての道路が不要といっているのではない。地方でも生活道路について必要なものはある。無駄遣いすることなく本当に必要な道路を造る例として、長野県栄村の例がある(JANJANの記事より)。
 権力欲にまみれた脂ぎった知事は是非参考にしてもらいたい。
コメント

バイパスどころか高速道路さえありやせんけども

えーあたしが住まう北海道の辺境には、バイパス道路どころか高速道路さえないわけでございまして、「自動車購入費」として1000万円渡されたなら、あたしは趣味に走った選択をしまくる関係上、正規輸入車ではマニュアル・ギアボックスを選べないメルセデス・ベンツは不要なわけで、かといって冬に使い物にならないフェラーリはもっと要らないわけでして。

ネタはともかく、たとえば北海道の郊外の道路は制限速度を80キロに引き上げれば、高速道路を新たにつくる必要すらない、とあたしは何年も前から言い続けております。
今や物流の担い手である大型トラックは法規制でハードウェア的に時速90キロ以上出せませんから、100キロまでへの引き上げは不要です。

ただし、郊外といっても集落が近づけば、それなりに制限速度を下げていくことは当然必要ですが。

そのまんま東ってそういう意味

私は別にそのまんま東に敵意をもっているわけではありませんが、来る政治の混乱時に、政治に都合よく利用されて、国民に誤った判断させる可能性が高いと思って、警告を発しているつもりです。テレビがあれほど持ち上げる時には、それなりの理由がいつもあると思って見ています。それにしてもそのまんま東の名前がそのまんま生き様を現している指摘には敬服しました。

鉄道を使うべき

McRashさまコメントありがとうございます。
 私は温暖化そのものに疑問を持っていますが、とりあえず温暖化対策というのならやはり物流は鉄道にしてもらいたいですね。道路を道路だけで考えている限りなかなか答えが・・・。


私も敵意は

scottiさんコメントありがとうございます。
 ちょっとそのまんま東を悪く言い過ぎました。かれはお笑い芸人ですから「受ける」ということに対して抗い難いものがある、お調子者なのでしょう。それを操り人形として使う人たちが真の敵ということなんでしょうね。

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