最上の帽子は頭にのっていることを忘るるような帽子である。最上の政府は存在を忘るるような政府である。
----徳冨蘆花「謀反論」

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DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 前回まで、江戸時代の民主主義について述べてきた。
 その市民社会を破壊した明治維新について「持丸長者--幕末・維新編」広瀬隆著をもとに考えてみたい。
「持丸長者」の「持丸」とは、丸=カネ をもつということである。昔の言い方をそのまま使ったものらしい。長者番付に見る変遷から世の中の動きを見ていこうというもので、明治時代に三井などが入っているのは当たり前として、何の生産手段ももたないはずの「山県有朋」「井上馨」らが番付に入っているのはなぜなんだ、彼らは国のために働いた清廉な政治家ではなかったのか、というような問題意識から明治維新を見ていくとよくわかる、壮大な歴史ドラマとなっている。
 広瀬隆さんというとどうしても、ユダヤとかの話について行けなくて苦手、という人が多いとは思うが、この本に関しては、そういう話がないので、わかりやすく楽しく読める。通貨の話の部分だけを取って読んでもなかなか面白い読み物だ。
◇ 近代化の基礎は幕府が作った。明治政府ではない

 日本に重工業が始まったのはいつ頃か、と聞かれたら、日清、日露戦争後と答えないだろうか。実際には、1850年に佐賀藩が、1856年に薩摩藩が反射炉を作っている(本格操業には至らなかった)。
 本格的なものでは、1858年には盛岡藩で日本最初の洋式溶鉱炉ができている(新日鐵釜石の前身)。さらに1861年に長崎で、1865年、横浜、横須賀に洋式の製鉄所の建設が幕府の手で始まっている。群馬県の生糸生産を本格的にスタートできるのもは幕府がフランスから招いた技術者が設計した工場(富岡製糸場)によるものである(p178)。
 近代的な艦船の製造はぺリー来航わずか3ヶ月後、幕府は浦賀奉行所の与力たちに近代的造船所の建設を命じ、日本最初の洋式軍艦「鳳凰丸」が翌年に完成している(もちろんまだ帆船であるが)。
 幕府のままでは近代化などおぼつかない、明治維新が必要だった、と言うのはウソで、幕府の方が変わり身ははやかったと言ってもよい。むしろ偏狭な攘夷思想をもった薩摩藩士らが外国人を襲撃したりして、日本を混乱させ、発展を妨害したくらいである。

◇ 進歩的だったのはむしろ幕閣

 日本最初の株式会社は、伊藤博文が作った第一国立銀行(1873年:明治6年)とされているが、ウソである。幕府の勘定奉行はすでに株式会社の必要性を喝破しており、三和銀行の元となる鴻池が出資して幕府が作らせた兵庫商社(1867年)が最初である。
 幕府の老中達も堅物ではなかった。例えば佐倉藩主の老中、堀田正睦(まさよし)は西洋医学を早々と取り入れようと、西洋医学を学んだ医者を招き、その建言を受けて種痘を普及しようとした。住民がおそれたために、老中は自分の娘に種痘を受けさせたのである(p190)。
 また、このあたりは有名だが、開国が避けられないと判断した老中達は、1858年7月10日にオランダ、11日にロシア、18日にイギリス、29日にアメリカ、9月3日にフランスと一気に条約を結び、諸外国が互いにけん制しあうように立て続けに条約を結んでしまう(この老中達は安政の大獄で失脚する)。この時点で、あまり日本に対する諸外国の危険はなかったといってもよい。このまま徳川幕府に任せていたら、明治政府のような偏執的被害妄想政治にならず、緩やかに立憲君主制に移行し、名誉革命のような過程を通って、しかも文明開化の速度も速かったかもしれない。

◇ 日本は貴重な幕府の人材を失った

 これらの施策を中心に行った人間は、日本最初の株式会社を作らせ、さらに近代殖産興業を指揮した外国奉行、小栗忠順(ただまさ)である。
 当時不平等が問題になった、通商条約の交換レートを定める下田条約において、その交換レートでは日本の金貨の純度が高すぎて、3倍くらい金が失われることを知り、小栗はアメリカの造幣局に乗り込んで目の前で金の純度を測らせ、納得させる。そしてすぐに金の量を3分の1にした万延小判を鋳造する。不平等条約でもっとも問題になった点は実は幕府の手できちんと解決していたのである。
 その後、小栗は横須賀製鉄所の建設、富岡製糸場の設計、郵便制度の創設を計画、鉄道網敷設の計画を推進、幕府で初の紙幣発行、さらにフランス語学校の設立と立て続けに、日本の近代化の計画を実行に移していく。
 日本の近代化の壮大なビジョンを描いた幕末の人材、それが失われたのが明治維新だった。

◇ 志士はむしろ視野狭窄の小者

 一方で「志士」達はどうだったのか。外国人を追い払え、尊皇だ攘夷だとおよそ時代遅れなことを主張し、偏狭な行動を取るだけである。時代の変化について行けず、執拗に権力奪取の機会をうかがい、密談して外国の武器を購入し、内乱を起こし国を混乱させる。彼らの存在はむしろ日本の進歩の足を引っ張り、何十年か遅らせた存在といってよい(もちろん西郷隆盛など、もののわかった人間もいたことは事実である)。
 小栗忠順は、この「志士」達が愚鈍なくせに狂信的な集団であることを知っていたのだろう。幕府はこの暴徒と戦うべきであると主張するが、聞き入れられず、群馬県の山奥に隠居してしまう。ところが薩長軍はもはや政治に関わっていない小栗をとらえに行き、斬殺する。のちに、大隈重信は、「小栗上野介は謀殺される運命にあった。明治政府の近代化政策はそっくり小栗が行おうとしたことを模倣したことだから」と語ったと言われる(p213)。要するに小栗がいてはじゃまだったのだろう。

◇ 明治維新は日本にとってかえってマイナス

 歴史にもしもはないけれど、愚鈍な暴徒による反動クーデターである明治維新がなければ、日本はもっと美しく、すばらしい国に発展していたことだろう。この暴徒たちに国を乗っ取られたあとの日本の運命を、小栗は見通していたのかもしれない。
 明治維新は狂信的で臆病、視野狭窄な観念の政治家達を生み出し、戦争への道を突き進んでいく、日本の悲劇の始まりだった。

 著者はあとがきで言う。
 明治維新は、歴史では自由思想の革命と讃えられてきたが、実際には日本人大衆の手になる自由思想の革命ではなく、ただ権力支配者が交代するだけの、一部の人間によるクーデターであった。・・・日清、日露戦争までの日本はよかったが、それ以後に間違えた、という物書きの言はでたらめも甚だしい。(同書p368)


テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

明治の元勲たちが凶悪なテロリストだったことは、東北の人間なら誰でも知っていることです。
戊辰戦争の後半、東北での戦争で見せた彼らの野獣のような態度は絶対に許せない。

うーん

初めまして。ikeと申します
いつも興味深く読ませていただいております
さて・・・
明治維新の性格や明治政府に関してはおっしゃる通りだと思います
ただ明治政府批判の為に相対的に徳川幕府を持ち上げすぎるのもどないなもんかと
先祖代々水呑み百姓と言う由緒正しい(?)出自であるワタシから見ると
「お上」が徳川から政府に変わっただけでワシらは利用され搾取される存在であることには変わりねーじゃん。って言いたいですなぁ
前回前々回のエントリーも読ませていただきましたが、百姓たちのパワーは認めるにしても時代全体を俯瞰した場合当時は結構民主的だったよ。ってのはちょっと強弁と言うか危険なのでは。
最近江戸時代を見直す意見が多いんで、功罪をよく見極めないと危険な方向へ走ってもなんだかな。ってことで、無粋を承知で敢えて書かせていただきました
(ブログ主さんは当然その辺り解った上で書かれておられるとは思いますが)

まぁ詰まるところ今に至るまで市民革命を起こせないワシらが悪いんでごぜーますよ旦那さま。ってことで

有り得ない事を教える文部省

学校では、咸臨丸での勝海舟の太平洋横断ぐらいは教えるが、ここに書いてある殆どの事実は教えない。→
しかし、それでは欧米諸国以外で、日本だけが近代化した理由の説明が付かない。→明治の元勲が偉かったと言う作り話をでっち上げる。

260年の歴史が完全にタブーになったのは、明治テロリスト政権のマインドコントロールの徹底の結果ですね。
そして、「日清、日露戦争までの日本はよかった」のは、まだ完全に日本人がマインドコントロールされてはいなかったのが理由。
其の後、恐怖のテロリスト政権に完全にマインドコントロールされた日本人が、世界に対して何をしたかは、みなさんが良く知っているとうりで、最後には自分自身をも破壊して歴史から消えた。
しかし、困ったことに未だにマインドコントロールの呪縛が解けていない人もいるんですね。

それにしても・・・

ikeさんのおっしゃることも、ごもっともです。しかし、その我らが先祖の百姓たちは、しばしば藩よりも多くの銃器や刀剣類を保持していたにも関わらず、ほぼ非武装で抑制された一揆などを通して、今よりも政府に対してしっかり物を言っていたことは立派です。しかも、幕府や各藩は、そうした一揆の正当な言い分を、武力鎮圧ではなくこれまた大きな度量で受け止め、必要な是正措置をしばしば行ったことも、やはり現在に比べてもなかなか立派と思ってしまうのですが、いかがでしょう。

東北の人は

 岩手人さまコメントありがとうございます。
 東北ではそういうふうに語り継がれているのでしょうか。新政府軍の戦争の仕方がその後の日本軍の戦争の仕方になったのかもしれません。もちろん、武器も変わるでしょうが、その底流に流れるものは、この時代に築かれたものなのかもしれません。

コメントありがとうございます

>いつも興味深く読ませていただいております
 ありがとうございます。
 徳川幕府を持ち上げすぎ、と言うのは、実は私も書きながら思ってました。ただ、逆に徳川幕府が持ち上げる価値のないダメダメだったからうまくいったのかもしれません。
 先祖代々水飲み百姓というのは、実は明治15年から数年の間に土地を失われたのではないでしょうか。
 時代全体を見て民主的だったかどうか、おっしゃるとおりで、私もよくわかりません。前の記事の本文中にもあるとおり、藩によってかなり違いがあると思います。
 ただ、悪い藩もあったかもしれませんが、よい藩ではこういうことが可能であったということは大事だったと思います。
 江戸時代についての主張が危険かどうかはもう少し考えてみたいと思います。
 市民革命については、市民革命なしにこれが成立したことを強調するという手もあるように思います。私自身の力点としては、市民革命を起こしたことのないダメな民族、としょんぼりしないで元気だそうというメッセージのつもりではあるのですが。
 これについても考えてみたいと思います。

マインドコントロール

逝きし世の面影さまコメントありがとうございます。
マインドコントロールとまで言えるのかは私にもよくわかりませんが、日本人の良さを教えたいのなら、きちんとこういうところを教えるべきだと思いますね。
 もっともっと自信を持っていいのに、と言うのがこのシリーズをやってきた感想です。


通りすがりさま

> ほぼ非武装で抑制された一揆
 おっしゃるとおり、貧農史観だと苦し紛れに暴れたかのように描かれますが、百姓は抵抗権的思想に基づいて、目的外のことをしないこと、さらに、一定の武器以外は携行しないように、と取り決めて一揆を起こしている例があるようですね。投票権のない時代の、きちんとした政治過程となっていたのかもしれません。



えーと

ブログ主さんや通りすがりさんのおっしゃる側面は全く否定するものではありません
ただ「度量のある幕府や藩」も「良い藩」も百姓が自ら選んだものではないですよね
(ごく稀な例で百姓一揆の所為で藩主が改易されて新藩主が来た。てなこともあったようですが)
結局「お上」次第ってことには変わりないわけで、根本の部分でそこを押さえておかないと「強く正しい独裁君主待望論」(今のロシアなんか正しくその状態ですね)に繋がるんじゃないか。と言う意味で危険だなぁと思うわけです
まぁ「民主的」に選んだはずの政府が今の状態なんで、そうなると民主主義どうこうよりもそもそもどういう国民性なのよ?て話に繋がるわけですが

敗者復活戦!

久しぶりのコメントです。
米国産牛肉問題以来でしょうか?

さて、明治維新は単純に言えば関ヶ原の敗者復活です。関ヶ原の悔しさの260年かけてのクーデターでしかありえません。
近代化は開国の当然の帰納であり、必然でした。今の自公も同じで、アメリカ支配であえいでいます。しかし、時にはアメリカを脅すべきです。なんせアメリカ赤字国債のほとんどはニッポンが買い支えているのですから。
アメリカがいつものように脅したら、アメリカ国債を売り払えばいい。詐欺まがいの低所得者向け住宅ローンの崩壊を待つまでもなく、ニッポンが米国債を30%売りに出すだけであんな国崩壊する!

という過激なkimeraでした。
長くて済みません!
削除されてもかまいませんよ!

江戸を語る危険性

150年前の生活が今より良かったは無いが、比べる対象が当時の先進国(欧米)だったら、当然比べるべきですね。
日露戦争時代を褒める危険性は存在しますが、江戸文明を褒める危険性は、今日殆どないでしょう。
なぜなら、日露の方は本気で当時への復帰を考えている輩が今でもいますが、江戸はいません。
いたとしても江戸文明の完全復活などは夢のまた夢。



文明開化に熱心だったのは徳川政権の方で、新政権側の薩長は文明開化の正反対の攘夷だったのは有名な話です。
新政府の明治民法も、田舎の非常に偏狭な下級士族の道徳を明文化したもので、当時の日本全体からしたら、時間を何世紀も逆行した古臭いものになってしまった。
同じ下級士族でも都会人の勝海舟達が創ったら、江戸町人文化を反映して、もっと民主的なものに、ならざるおえない。
そこで明治維新が市民革命だったのか、?という古い命題に帰ってくるが、革命的な部分も有ったが、王政復古などの反革命の部分も有ったのではないでしょうか。?
やはり明治維新の反革命の部分は徹底的に批判していくべきですね。

ikeさまコメントありがとうございます

 そうですね、おっしゃるとおり「オカミ」次第という側面はあると思います。ただ、そのオカミ次第とは、お上が何もしなければうまくいくわけですから、余計なことさえしないでくれれば百姓には自治の力がある、私はそれに驚いています。
 そうなると、危険としては独裁者を待望するより、むしろ無政府主義に傾くかもしれません(なお、私は無政府主義というのは結構シンパシー感じてますけど)。
 スウェーデンなどで小さいコミューンという単位での自治が大幅に認められているのは、現代における江戸時代の実現可能性を補強してくれるかもしれません。

まさか、削除なんて!

kimera25さまコメントありがとうございます。削除なんておそれ多い!
 敗者復活ですか、長州藩などはとくにそういう面はあるのでしょうね。それにしても以外にクーデター論支持者が多いのでうれしいです。実はそれほどきちんと考えて書いているわけではなかったんですが。
 アメリカを脅かすべきですか、胸がすく話ですねぇ。日本が援助しなければアメリカは何もできなくなるでしょうね。何十万人という命が救われます。
 これからも遠慮なくバンバン書いてください、結構私もいい加減に書いてますので本当は結構突っ込んでほしいなと思ってます。今後ともよろしくお願いします。

それそれ

 逝きし世の面影さまコメントありがとうございます。
 江戸時代を持ち上げるのは危険というより、「え、またちょんまげにするの」みたいに笑われてしまいそうでそっちの方が私としては心配です。
> 日露の方は本気で当時への復帰を考えている輩が今でもいますが、江戸はいません。
 え、いますけど(笑)。ただ、どういうふうにこの経験を生かしていくか、ということは問われますね。

>都会人の勝海舟達が創ったら、江戸町人文化を反映して、もっと民主的なものに、ならざるをえない。
 それいいですねぇ、勝っちゃんに任せてみたかった。パンツに覚せい剤を隠す人じゃないほうの。


初めまして

  以前からランキングでご一緒(笑)していたため、ちょくちょく拝見していましたが、ここのところ読み応え、見所のあるエントリーが多いですね。
  当方も、明治維新についていろいろ考えるところがあり、とても参考になります。遅れましたが、拙ブログの明治維新関連の記事をトラックバックさせていただきました。よろしければご覧頂きたいです。

  「日本が日本なのは、明治維新に成功したからでなく、明治維新とその後の近代化=社会の無色透明化によっても破壊できなかったもののおかげである」ということを少しでも多くの人に知ってもらいたいです。その辺は、もしかしたら管理人様も同じかもしれませんね。
  江戸時代の日本は、愛国心なんてものがなくても立派に社会を運営していました。誰に強要されるでもなく公共心を涵養することもできていました。全てを江戸以前に戻せというのは暴論でしょうが、いったい我々が明治維新で何を失い、何が残ったのか、その辺をきちんと考えることは、江戸びいきでもなんでもありません。

  外国のエージェント(自民党清和会)の安倍晋三や小池百合子などが愛国心を振りかざすのは、グラバーやジャーディンマセソン商会に援助された長州ファイブや山県が近代教育で国民を洗脳したことと同じ文脈で理解できます。私は管理人様と違い右翼的な人間だと思いますが、あのような人種に文化伝統を語られる(騙られる)ことは、日本人として恥ずかしいと思ってもいます。

  今後とも、本エントリーのようなご活躍を期待しております。

はじめまして

ろろさまコメントありがとうございます。
 そうですね、私も日本が日本なのは、明治以前に負うところは大きいと思っています。明治維新についてはちょっと扇情的に悪い部分を強調しすぎてしまいましたが、世間一般の認識に対する異議申し立てのような部分を意識しすぎたかもしれません。功罪というものをきちんと見ていく必要はありますね、おっしゃるとおりだと思います。
 今後ともよろしくお願いいたします

人斬りに殺された信州人たち

>執拗に権力奪取の機会をうかがい、密談して外国の武
>器を購入し、内乱を起こし国を混乱させる。

 もう一つコメントさせていただきます。信州人も、幕末の偏執テロリストたちにずいぶん痛い目にあいました。蘭学・儒学・近代科学の先駆者佐久間象山は、肥後のテロリスト河上彦斎に斬殺されました。
 私の地元の上田藩にも、薩摩藩に謀殺された、赤松小三郎という開明的な英国兵学者がいました。残念ながら歴史的にはほとんど忘れられています。赤松は勝海舟の弟子で、『英国歩兵練法』などを翻訳し、政治面でも議会制度の開設を求めた建白書を松平春嶽に提出したりしています。坂本龍馬の船中八策は、赤松の建白書をマネたという説もあります。
 赤松は、薩摩藩に招かれて京都で薩摩藩士に英国兵学を教授していたのですが、薩摩の軍事機密を知りすぎたという理由で、教え子でもあった桐野利秋に斬殺されてしまいました。桐野の単独犯行ではなく、薩摩が藩として赤松の暗殺を指令した可能性が濃厚です。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E6%9D%BE%E5%B0%8F%E4%B8%89%E9%83%8E
 自ら願って雇っておいて、用済みになったらとっとと暗殺する。本当に、薩摩の汚さにも唖然とします。

なんぼでもコメントしてください

関さまコメントありがとうございます。
 偏執テロリストですか、調べてると、だんだんそういいたくもなってきます。
 坂本龍馬ほどのひとが(なんて思ってませんけど)盗作ですか。
 それにしても、本当に優秀な人たちが次々と殺されましたね。いまさら言ってみてもしょうがないですが、ペリーがきてからすぐに、幕府じゃだめだとしても名誉革命、立憲君主制と平和的に移行すればいいわけで、優秀な人たちの英知を集めて日本が発展していたらどんな国になっただろう、なんて思うと涙が出そうです。

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