マイケル・ムーア監督のボウリング・フォー・コロンバイン、Fahrenheit911も衝撃的だったが、アメリカの医療を取り扱った新作SiCKOは前作にもまして話題を呼んでいるらしい。
森田玄さんのブログでは、ブッシュへの支持が熱狂的なテキサスの映画館で上映後、映画館のホールに観客がリベラル派の集会のように集まって、これを見て俺たちが何もしなかったら何の意味がある?とEメールの交換を始めたとか。
まあ映画評論家のチョウチン持ち記事にいつもだまされている私は、「こんなに泣いたの生まれて初めて」のようなキャッチコピーをさめた目で見るようにしているが、アメリカの医療のひどさは深刻なものがあるということだけは確からしいので、今回のテーマについては観衆がこう感じるのもさもありなん、と思っている。
よくお邪魔する暗いニュースリンクさんでは、
アメリカの自己破産者の半数が医療費を原因とするものであり、実数で見てもその家族などを含めると毎年200万人に影響が出ているという。医療自体の荒廃もはなはだしく、単純な医療ミスで年間10万人近くが死亡しているという
指摘もあるらしい。
日本の社会の向かう先がはっきりと示されている。
日本ではどうか、以前国保崩壊という記事をパクリで
書いたが、事態はなんら改善されていないらしい。
asahi.comによると、病気の一人暮らしの男性が、生活保護の支給を受けていたが、市の職員に働くよう促され、"自発的に"生活保護の申請を取り下げ(本人の日記では「働けないのに働けといわれた」と記述されているという)、結局持病の肝臓病が悪化して、6月10日頃に見た人がいるのを最後に自宅で亡くなっていたという。新聞によると、6月上旬が最後となった日記の記述は
「おにぎりたべたい」
なお、
小倉北区役所の常藤秀輝・保護1課長は「辞退届は本人が自発的に出したもの。男性は生活保護制度を活用して再出発したモデルケースで、対応に問題はなかったが、亡くなったことは非常に残念」
だそうである。強制的に生活保護を奪い去ったことを裏付ける文書はないのだろう。
記事は
こちら。この「自宅」を見てほしい。
北九州市の場合
ところがそういう案件ばかりを扱っていると,吏員は段々と「本当に助けなければならない人」との区別がつかなくなり,弱者や老人や障害者に対してさえ暴言を吐き出すんですね.その姿はまるで安倍ちゃんのようです.また,吏員も同様に「何十倍もの試験を通ってきたエリートなんだ」と思い込んでいて,他者に対する思いやりを捨ててきた人材ばかりが採用されています.
私は視覚障害者なのでしばしば市役所を訪れるのですけど(明日も期日前投票の予定),社会福祉課つまり生活保護その他カネを出す部署の吏員の態度が非常にふてぶてしいのに呆れることがあります.私がいつも行ってる障害課の吏員と180度異なるのに驚きます(明日は白杖の修理の件).
狭義の強制は無い。
役人が病気の男性の手を押さえつけて強制的に書かせた事実は全くないし。役所に『強制的に書かせろ』なんて命令書も無いし。
ボウリング・フォー・コロンバインは良かったが、華氏911はイマイチ。サウジと911が関係有ることを前提として映画が創られていた。本当にサウジと911に因果関係は有ったのでしょうか。描かれている事実は真実でも、もっと大きな『隠蔽された真実』を覆い隠す囮の役割を担っていた。
シッコは米財務省がアメリカでの放映を妨害しているとの報道がありますが事実は如何なのでしょうか?
米財務省は国務省の米朝2国会談も妨害工作をやっていましたがネオコンや極右のの牙城なのでしょうか。
>Kaetzchenさん
どこの国でもただ乗りするやつの存在は困ったものかもしれませんが、だからといって入り口を閉めようという発想はない、という話をオランダとスウェーデンの例で聞きました。
どう考えてもそういう筋の人でない人間をしに追いやるのは許せないですね。
> 布引洋さん
強制的に取り上げたのではない。で、都合が悪くなったら「強制の定義が変わった」とか何でもありそうですね。
サウジアラビアにはあまり911を支援する動機がなさそうな気がしますね。アルカイダ(どうせそんな組織はないけど)とタリバンが協力関係にあるなら、後ちょっとで北部同盟を一掃できるあの時期にやるのはあまりに不利すぎます。一方パイプラインを引きたいアメリカが北部同盟が一掃される前に手をうったのなら、なるほど、という感じです。
SiCKOは押収されないようにカナダにフィルムをおいていたというのがまた話題を呼んでいますが、映画の宣伝文句でなく、本当にこの映画はアメリカにとって痛いところなんだろうと思います。
亡くなった方の「自宅」を見ました。
まがりなりにも「GDP2位」なのに本当に困っている人を救うことのできない国の国民であることが情けなくなりますね。
社会保険庁の次は、国保組合関連のスキャンダルが頻出して「国保解体!」とマスコミが叫ぶようになるんでしょうか。
わたしの夫(アメリカ人)は、どこの病院でも自由に予約なしに使える日本の健康保険制度を絶賛しています。月の保険料が安いのもびっくりしています。アメリカは各保険会社が特定の病院と契約しているので、行ける病院も決まっているのだそうです。
> みーぽんさん
この日本の制度の下でこういうことが起こり続けるのだから、実態はだんだん骨抜きにされていっているのかもしれません。行き着く先の姿も見えてきた感じがしますね。人の心も荒みますね。なんかわ〜っとテレビで花火大会を見るようにポテトチップスを食べながら戦争を中継で見て憂さ晴らしするような国にならなければいいのですが。
> 国保解体
"信じられない実態"などと言い出して、国保を解体して民営化しましょう、なんてありそうです。
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