人が時間を意識するとき、大部分を「過去」という時間にとられる。いい思い出に浸ることもあれば、くよくよすることもある。次に「未来」。わくわくして眠れないこともあるし、悩んでも仕方がないのに、びくびくすることもある。
当たり前のことだが、私たちが持っている時間は「現在」だけ。それ以外の時間をどうこうすることはできない。その代わり、現在に働きかければ、未来は変わるし、過去は"あの時はたいへんだったけど、今になればいい思い出"になるかもしれない。

そう思いながらなかなか人間というのは変わらない。個人ですらそうなのに、みんなの一致が必要な政治なんて、もっともっと変わらない。
日本人は自分たちで民主主義的に何かを勝ち取ったことはない。市民革命の経験もないし、ファシズムからの解放も自力でできなかった。明治維新だって一種の軍事クーデターに過ぎなかった。江戸時代の末期、人はこのままじゃだめだと思ったかもしれない。多くの人はこれからどうなるんだろうと未来を恐れ、260年の過去に縛られて身動きができない。現在の主役が自分たちであることを忘れていた。
「失われた10年」といわれた90年代、生活も苦しくなり、過労死、自殺も増え、日本は悪くなっているしこれからも悪くなる、と感じた人も多かっただろう。私たちは、あの明治維新のときと同じく、自分たち自身が変わるより、改革を叫ぶ"笛吹き男"に受動的についていくことしかできなかった。任せてみれば、日本企業は軒並み外資に食い込まれ、土地も買い占められ、国の借金はかつてないほど増え、自殺や過労死はむしろ失われた10年の時代より増えた。犯罪は増え、税金は上がり、教育環境は悪くなり、格差が広がった。
考えてみれば、政治家の子供に生まれたこと以外に何のとりえのない人間、変えるといいながら自民党の中でぬくぬくと生きてきた人間、森内閣の下で加藤の乱と言われるいざこざがあったときも"このあたりが落としどころ"という、およそ自民党そのものの発想の人間、それになぜ未来を託そうとしたのか、今になれば不思議というしかない。もう、偉い人の子供に生まれました、ということ以外に取り柄のない人間に未来は託せない。
こんな国で子供を生みたくない、育てるのも無理。ただ生めといわれても、莫大な教育費がかけられないうちの子供は社会の底辺を支える踏み台に、引き立て役にされるだけだとおもえば誰が希望を持つことができよう。
だから、子供が生まれない、その子供が育たない、そんな社会は一番根元のところから弱ってくる。実際日本の技術を支えてきた中小企業の倒産がとまらない。もっと根本から日本を支えてきた国土と農業の破壊も止まらない。
いま、ここまで突きつけられてもいえることはひとつ。現在を支配する主人公は私たちだ、ということだ。意思表示をする手段を持たなかった幕末の日本人、意思表示しようとしたら獄中で殺された戦中の日本人。そんな苦しい時代も、暗黒の時代も日本にはありました、とあとになって言えるかもしれない。現在の日本人は、昔から見ればなんと贅沢なことに、現在を支配できる。
未来を変えよう。「まだ間に合うかもしれない」、いや「まだ間に合う」。過労死、自殺した人たち。本当なら希望を持って生まれてきたはずの子供たち。貴重な人たちがいまこの日本にいるはずだった。しかし、その人たちのためにも、この国に残り、生きている現在の私たちが未来を変えなければならない。
子供たちと、昔はこんなだったんだよ、働いても働いてもね・・・。でももうお前たちはそんな思いはしなくていいんだ。お父さんお母さんたちががんばったんだからね、と笑いながら子供たちに話せるときがくる、日本の明るい未来を信じたい。
とてもいい記事ですね…ちょっとうるっとしてしまいました…明るい未来を信じたい
信じたいですね
こんな人たちにいつまでも黙って殺され続けるなんて、もういい加減やめないと。
すでにバブル時代に……
>意思表示しようとしたら獄中で殺された戦中の日本人。そんな苦しい時代も、暗黒の時代も日本にはありました、とあとになって言えるかもしれない
私もとりあえず3日くらい居て,刑事たちをからかって遊ぶかと思ってましたけど,敵が暴力に訴えてきたので,仕方なく電話で祖父を呼び出し,その場で釈放.まだ,電話を独房に引いてくれる分だけましかもしれませんけど,電話番号を知らなかったり,当時はダイヤル式だったので指を潰されたりツメを抜かれたりしてたら厳しかったでしょう(笑)
これが日本国憲法下の言論封殺・頭脳流出阻止の実態です.自分の専門知識を中国で生かして,日本を潰したいと思って,どうしていけないのでしょうか.私には理解不能です.
未来を信じたい
私たちが望む未来を創り出せると。
>Kaetzchenさん
> 水葉さん
東京都民は馬鹿じゃない、ということは示せなくて皆さんに大変ご迷惑をおかけしましたが、今回は日本人はアホじゃない、でがんばりたいと思いますね。
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