最上の帽子は頭にのっていることを忘るるような帽子である。最上の政府は存在を忘るるような政府である。
----徳冨蘆花「謀反論」

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DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 前回に続いて、渡辺京二さんの著書についてもう少し続けよう。明治維新とは、薩摩長州という最悪の圧政集団が外国の死の商人に踊らされて軍事クーデターにより国土と国民ばかりでなく、国そのものを破壊したものであり、国を私物化し、国民を殺人狂に駆り立てた最悪の事件だったのかもしれない。この戦前の日本の姿を悪く言うのは自虐でも何でもない。まさに私たちが自分を取り戻そうとする試みである。こんな恥ずかしい日本を「自」ということの方が、よほど自虐的ではないのか。
 この歴史は、戦争犯罪人の子孫が簡単に首相になってしまうような現在の政権が隠したい歴史だろう。
 江戸時代における民衆の政治意識はどうだったのか。
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ヨーロッパ人の私がもっとも驚いたのは、日本の生活の持つきわめて民主的な体制であった。モンゴル的な東洋のこの僻地にそんなものがあろうとは予想もしていなかった
(メーチニコフ:明治7年から1年半日本に滞在したロシア人「回想の明治維新」などの著者)。

この国のあらゆる社会階級は社会的には比較的平等であり、大西洋のアングロサクソンよりも根底においては民主的である。金持ちは高ぶらず、貧乏人は卑下しない。本物の平等精神、我々は皆同じ人間だと心底から信じる心が社会の隅々まで浸透している
(チェンバレン,Basil:イギリス人、「日本事物記」の著者)。

片田舎の農民を訪ねてみるがよい。政府について民衆が持っている考えの健全かつ自主的であることに、諸君は驚くことであろう。民衆はおしなべて、この国の貧しさの責任は政府にあると口を揃えて非難している。そうしたことを聞くのはなかなか興味深いことであった。それでいて、この国には乞食の姿はほとんど見かけないし、どの都市でも、夜ごと歓楽街は音楽と踊りでにぎわいにあふれている。これが支配者の前に声なくひれ伏す東方的隷従だろうか
(ニコライ:神田ニコライ堂の創設者)

卑屈でもなく我をはってもいない態度からわかるように、日本のあらゆる階層が個人的な独立と自由を享受している
イザベラ・バード:イギリス人旅行家)

日本人は男にふさわしく物怖じせず背筋を伸ばした振る舞いを見せ、相手の顔を直視し、自分を誰にも劣らぬものとみなす」(ジェフソン=エルマースト)
下層の人々でさえ、他の東洋諸国では見たことのない自恃の念を持っている
(ホームズ)

 アメリカに対して卑屈にへつらう自民党政権の人たちが、江戸人ではなく明治人であることはよくわかる。彼らは日本にいてはいけない人間たちなのではないだろうか。

コメント

明治人にも2種類

日本版ネオコン「作る会」の理想の教育が教育勅語の明治の教育、理想の道徳が明治人の道徳。
理想人が、明治人なわけだが、明治でも日露戦争までの明治人(軍人、政治家、経済人)で大正、昭和は質が落ちるそうです。(司馬遼太郎も日露以後の小説は書かなかった)
日露戦争時の日本人(明治人)が最良と考える、司馬史観は「右」だけでなく広く日本人に受け入れられている。
「作る会」はそれを利用して現在の「道徳の堕落とその原因を作った教育」を攻撃し、教育勅語の復活を叫ぶわけです。(全くの歴史の偽造)

第二次世界大戦戦争中の日本の指導者の道徳的退廃誰でも知っている。敗戦以前の日露戦争から大戦突入の日本は戦争に次ぐ戦争で周辺諸国の人々にも多くの日本人にも多大な苦難を味あわせた。この時の指導者は、みんな理想の教育勅語教育を受けた人ばかり。

そして日露戦争時に日本の指導的立場に居た人たちはすべて明治教育(教育勅語)では無く、江戸時代の道徳、教育で育った人ばかりだった。
文明開化の明治の義務教育を受けた世代が第一線で活躍するようになった日本は、果てしない戦争へと突入して日本を破滅に導いた。

小林ヨシノリよりも

漫画「戦争論」を読んで、それまで劣等感に苛まれていた哀れなニートの青年が過去の日本は立派だった?と気付き中国、韓国を口汚く罵る話が近頃横行。嘆かわしい限り。
自分自身に誇るところが何も無く、住んでいる日本社会にも誇りが何も無ければ、これは辛いはず。その心の隙間を埋めてくれた小林ヨシノリ。偽者でもインチキでも自尊心が欲しい心弱い若者達。
この本は、護憲派でなくネット右翼の若者達に、ぜひ読んで欲しい本ですね。擬似優越感ではなく本物の満足感を感じて欲しい。
著者の努力で安価な文庫本にするとか、簡略本を出すとか。しかし、漫画本で無いと無理か。

ご無沙汰しておりました

luxemburg卿、ご無沙汰しておりました。ご無沙汰していたことが後ろめたくてさらにご無沙汰を重ねておりましたが m(_ _)m 前記事と当記事を拝見して、たまらずここに登場したした次第です。さらには私の方でもエントリーを上げてしまいました。

また、よろしくお願いします。

なるほど

明治維新は、おそらくこのままでは日本はだめだと真面目に考える人がいて悪いことばかりではなかったのではないか、という悩みも同時に持っています。そうですか、江戸時代の教育が・・・。明治以降の教育は、人よりもサルを育てる訓練で、そのサルを優秀、リーダーと勘違いして作戦の神様などと読んでしまっていたところに日本の悲劇があったのかもしれません。

サルというより機械の部品

江戸時代の寺子屋、塾の教育の基本が自立した「職人」を作るものだったとすれば、明治の義務教育は資本主義の工場「労働者」を大量生産するものだったし、その対極にあったエリート教育は官僚養成機関に過ぎなかった。(どちらも自立した人間を育てるものではない)
自立した職人と工場労働者では、待遇面で現在の正規雇用の熟練労働者と非正規雇用のパートや派遣労働者との賃金格差と同等な極端な労賃の引き下げが行われる。

エリート教育をうけた最優秀な人材東条英機は、副官としては上官の命令を寸分たがわず部下に伝える能力に優れていた。
政治家や財界、日本軍は下士官レベルでは世界最高峰を誇っていたが、最高司令官レベルでは道徳や基本的知性に欠ける輩が横行し日本を戦争中毒に陥らせ破滅へと導いていった。

帝国陸軍

東条英機や辻政信というあたりが、帝国陸軍は丸暗記バカという評価を不動のものにしたという感じがありますね。
ただ、ミッドウェー海戦前に相手に簡単に引っかけられて暗号を簡単に解読されるなど、海軍のバカさ加減、その上特攻などもっとも国民に犠牲を平気で強いたカス集団もまた、いい勝負でしょうね。
何を間違えて「海軍はスマート」と思うのか、海軍の教育を取り入れたなどと称している教育機関もあるようです。

明治維新を研究している者です。
明治政府の中心的役割を担った者たちには少なからず「傷」があります。現在、東京大学史料編纂所では内部改築工事が行われていますが、おそらく工事が終わった後には、それら歴史の真実を示す資料は闇に葬られることでしょう。明治維新の真実を明らかにし、明治から大正、昭和と脈々と続いている彼らの国家支配体制を崩さない限り、日本の民主主義は取り戻せません。

研究者さまコメントありがとうございます。
歴史の偽造は本当に怖いです。これからもこのテーマをもっと考えていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

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