最上の帽子は頭にのっていることを忘るるような帽子である。最上の政府は存在を忘るるような政府である。
----徳冨蘆花「謀反論」

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とむ丸さんがすでに書いておられるが、私もETV特集の「熊井啓 戦後日本の闇に挑む」をみて、こんなにいい仕事をしている人がいたのか、と感激した。
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小さい頃、知らないからと言って恥ずかしいことではない、だから質問しなさいと言われても、当時は知らないということが恥ずかしかった。今考えてみれば、知っている・暗記していることが優秀であるような授業をし、評価をしておいて、知らないことは恥ずかしくないんだよ等と、大人たちはよく恥ずかしげもなくいったものだ、と思う。疑問を持ち、考え、悩みながら答えを出そうとするプロセスを重視する授業をやって初めて「知らないことは恥ずかしくないんだよ」「諸外国の子どもはもっと積極的に色々聞くんだ」などといえるのだ。
いろんな社会悪に挑む人はいる。社会派といわれる人はそれなりにいる。しかし、この国の成り立ち、この国のかたちそのものに生涯をかけて取り組む人というのはそれほどはいない。
どこの国にも建国の神話があって、それは第三帝国であったり、ローマ帝国の復活であったり、古代ギリシャの復活であったり。北朝鮮で言えば抗日ゲリラの英雄である金日成が作った国という嘘っぱちだろう。日本では、鎖国の停滞から国を救った英雄たちが日本を近代国家に成長させ、戦後は共産化の恐怖から日本を救ったアメリカとともに手を携えて発展の道を歩んだ、くらいのところか。
ただ単に日本のここがおかしいと言うだけでなく、神話に切り込めるか。国の成り立ちそのもの、明治維新がなんだったのか、日本がアメリカと「手を携えて」きたことが一体誰のどういう目的なのか、そういう問題をとらえていかなければならない。政治家の行いをスキャンダラスに書き立てて、むしろ読者をして国家の正統性に帰依させようとする週刊誌のねらいなどは見通すだけの力を持たなければならない。それはイデオロギー的に「格差問題なんて結局資本主義のもつ矛盾から考えないと、表面的な批判に終わるだけなんだよね」というのとは少し違う。そういう視点もときとして大事かもしれないが、日本ではむしろ「この戦争に負ける」というと「あいつはアカだサヨクだ」とイデオロギーでないものをイデオロギーであるかのようにしたがる勢力のほうがよほど多いくらいだ。
だから、もっと根本的なところを問うべきだ。そうは思っていても、結局「こういう問いかけが必要だ」と言って終わってしまう。日本や北朝鮮のような国では、まるで幼児が自分の父母や家庭を特別視するような精神レベルで自国の正統性に帰依する人がそれなりにいるため、相当努力しないと、その問いを求めて歩んだ人の足跡をたどることができない。
熊井啓さんの作品は恥ずかしながら見たことがなかった。本当に恥ずかしいことだが、これから勉強させてもらおうと思う。NHKの番組には感謝する。同時に、最近安倍が送り込んだ経営委員が現NHK会長の首を強引にすげ替えようとしているらしいことについて警鐘を打ち鳴らしたい。
コメント

黒部の太陽も

三船プロ、石原プロの独立系プロダクションが作成した「黒部の太陽」も熊井啓監督だったんですね。五社協定が問題となり制作が危ぶまれた作品の監督を引き受けるには、やはり相当の勇気と覚悟が必要だったと思われます。熊井啓という人物は、そういう社会の不条理に挑戦する精神の持ち主だったのでしょうね。私が当時その作品を見た記憶では、子供心に日本映画史に残る大作であることと、辰巳柳太郎の渋い演技が強く印象として残っています。

そうなんだ

Scottiさんコメントありがとうございます。

>「黒部の太陽」も熊井啓監督
いやいや何も知りませんでした。私もプラトンだのトマス何とかだの言ってないで、もっと同時代を生きた、または生きている人にすばらしい人がいることに目を向けようと思いました。

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