最上の帽子は頭にのっていることを忘るるような帽子である。最上の政府は存在を忘るるような政府である。
----徳冨蘆花「謀反論」

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 自民党が二大政党制を進めてきて間抜けであったという話を書いたが、一方の民主党は二大政党制を進めた勝ち組ということになった。
 この二大政党制の恐ろしいところは、人の心まで侵略してくるというところである。小選挙区制では勝ち馬に乗りたい一心で民主党に入れる、というのはよくわかる。しかし、比例代表では違う投票行動をとっていいはずだし、さらにそもそも旧来型の選挙制度である都議選で民主党に票が集中する必要はなかったはずである。勢いというものなのか、オードリーが出てくるだけでニヤニヤしてしまうお笑いファンのようなもので、とにかく民主党というものにオーラが生じてしまっている。自民党を倒す段階ではもちろんこれはいいことだったのだが、オーラもまた手段であって目的ではないから、どこかで消す必要がある。そうでないと事実上一党独裁制になってしまう。
 おそらく次の参議院選で、自民党は壊滅に近い打撃を受ける。今回の選挙で衆議院の議席が全くない県などでは戦いようがない。金も権力もない自民党など赤子の手をひねるようなもので、面白いように落選するだろう。もちろん、その前にアメリカや北朝鮮が何らかの大掛かりな仕掛けを行って、民主党政権に「政権担当能力」がないという印象づけに成功でもすれば別だが、日本はアメリカの債権国で、本気でコトを構えると自分も危ない。さらに、そもそも中国が自民党のようなイカレた集団に復活してほしいとは思わないだろうから、アメリカも動きが取れないだろう。
 だから参院選では自民党は今回同様かそれ以上に負ける。もはや二大政党制の体をなさない状態になる。そしてとどめは次の衆院選だが、おそらく民主党は勢いをつけて早めに打って出るだろう。自民党はもはや金もなく、さらに参議院で動ける人もほとんど落選しており、衆院、参院選と連鎖的に弱ったところを一気にたたきつぶされる。また、政治も自民党時代より悪くなどやれといってもできるわけがないし、自民党にとって都合の悪いことに若干景気に回復傾向が見られるところで、テンポ速くたたみかけられると、もはや打つ手はない。来年の参院選、そしておそらく翌年くるだろう、次の総選挙で自民党は消滅する。
 これで民主党一党独裁になる。しかし、「勝った勝った、権力掌握、一党独裁だ」と喜んでいられない。一チームにすべての選手を集めてチームを作っても野球リーグを作ったことにならない。二大政党制を作って初めて小沢流「政治改革」が終わったことになる。
 2011年あたりが本当の政界再編になる。どうやって二大政党制を作るか。今の小沢をみていると、自分から割って出て行くように思える。小沢の頭の中で政治改革の完成をみるには、誰かが割らなければならないが、誰も動かないなら自分が動く。そのときにかなりのサプライズだが社民党、共産党を巻き込んで新党を作ることになる。社民党は、中道左派を作るという話であれば乗る可能性は高い。その場合9条が焦点になりそうにも思えるが、日本に攻めてくる国などないのだから、それ自体が論点にはならなくなっている。よほど理念と原則に潔癖な人でない限り、9条を論点にして自分や党の生命をかけるという話にはならなくなるだろう。これが自民党退場後の日本の風景だろうと思う。つまり、自民党という毒があるから9条という毒消しが問題になったのであり、自民党がいなくなればもはや問題ですらない。
 共産党の方はどうか、申し訳ないが彼らが党名を変えることも合流することもないなら、議事堂ではなく博物館に入る可能性もある。

 中道保守と中道左派による二大政党制、美しい政治体制のようにも思えるが、もしこんなことにでもなったら、明治維新と同じく、また「上からの」「官製」二大政党制だ。民主主義が勝利したようでなんだかやっぱり我々は無力なのか、と思うことのないように、新しい極を作ること、比例代表制を追求していくこと。

 意外に今の流れは勝利の美酒に酔えるような状況にないのかもしれない。
コメント

二大政党よりも気がつけばやっぱり一党独裁

二大政党制ですが、これから日本に果して根付くのでしょうか。?
日本が二大政党だったのは1930年代のほんの短い間だけで、しかも二党で意味のない政争に明け暮れその後に最悪の軍国主義の台頭を招いてしまう。
そもそも現在の状態は、
二昔ほど前の自民党と社会党、あるいは選挙前の自民と民主との組み合わせの1・5党制と同じ状態で、絶対に二大政党ではない。
特に自民党は『中央(権力)との太いパイプ』だけが売り物の政党(議員)で、アメリカなど外国の基準では『政治家』ではなく。『政治ブローカー』や『政治ロビイスト』で権力と各種の業界団体との仲介が主な仕事です。
ですからこれは民主党の石井一議員が『公明党から創価学会を抜いたら議席はゼロ』といったのと同じ様に『自民党から与党でないと存在意義はゼロ』なのです。
麻生辞任表明から3週間。
自民党本部ビル8階には歴代総裁の肖像画が掲げられているが、第21代以後のの安倍や福田は未だ用意されていない。 20代目の小泉純一朗の代で自民党の命運は尽きていたのでしょう。

一度与党議員をやると、覚醒剤や麻薬と同じで(与党を)止められないのですよ。
麻生太郎の総裁辞任表明から2週間。
自民党の危機に瀕して誰一人『自分が』と手を挙げる人物が出ないとは情け無いにも程が有る。
最有力と見られていた八党を渡り歩いた風見鶏小池百合子や政界ネズミ男枡添なんかは早々と辞退しています。
この連中は勝ち馬の民主党に鞍替え(大連立)するべく様子見をしているのですよ。
自民党の今後ですが、
投票日直前の自民党本部ビルに掲げられていた大きな垂れ幕に書いてある文字が閉店バーゲンセールの宣伝文句のような『みんな ありがとう』
この時点で、大敗北(自民党の閉店)を予期していたのでしょう。?
とすれば後の仕事は、辛うじて当選した議員の在庫セール(自民党はそのままで居抜きで大連立か、議員個人のばら売りセールでの大連立)だけが残っています。

このままでは

逝きし世の面影さまコメントありがとうございます。
 二大政党制は根付くというより、この呪縛から抜け出せないまま、当分はびこるということではないかと思います。おっしゃる通り、小池百合子さんのような、自民党内では有力な方が引っ張っていく気もない状態ですね。一年前にはあんなににぎやかに総裁選をしていたくせに、全員押し付け合っているようでは、自分たちの党の運命は当人が一番よく知っているということなのかもしれません。とりあえず最初は一党優位に進んでいきそうです。

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