世界的な金融危機について、「日本にももちろん影響はあるが、ハチが刺した程度」と言っていた与謝野さん、「日本経済は欧米に比べれば大変ではない」と言っていた麻生さん、いまどうなっているのか認識しているだろうか。
2009年上半期の倒産について、時事通信によると、
倒産、6年ぶり8000件超す=大型倒産で負債4兆円突破−09年上期
東京商工リサーチが8日発表した2009年上半期(1〜6月)の全国企業倒産状況(負債額1000万円以上)によると、倒産件数は前年同期比8.2%増の8169件で、上半期としては03年以来6年ぶりに8000件を上回った。負債総額は47.3%増の4兆6853億円で、5年ぶりに4兆円を突破。商工ローンSFCGや日本綜合地所など、負債100億円を超える大型倒産の増加が目立った。
産業別では景気悪化で需要が急速に減退した製造業が30.5%増の1454件。市況の悪化が続く不動産業も25.3%増の346件と大きく増えた。一方、建設業は公共投資の増加もあり0.9%減の2100件となった。
上場企業の倒産は18件で、上半期では02年の22件に次ぐ高水準。東京商工リサーチは「大企業は資金調達環境が改善しているが、中小企業はこれから正念場。倒産は緩やかな増勢局面に向かう可能性が強まっている」としている。(2009/07/08-14:53)
帝国データバンクは、倒産の性格について、
■主因別
ポイント 「不況型倒産」の構成比81.2%、3ヵ月ぶりの80%超え
主因別の内訳を見ると、「不況型倒産」の合計は1051件(前月830件、前年同月850件)で、前月比は26.6%(221件)、前年同月比も23.6%(201件)の増加となった。構成比は3ヵ月ぶりに80%を超える81.2%(前月78.5%、前年同月79.8%)となり、前月比は2.7ポイント、前年同月比も1.4ポイント上回った。
要因・背景
1.「不況型倒産」では、製造業が前年同月比70%を超える大幅増加
2.「メーカー減産関連倒産」が26件発生、中小・零細企業を中心に影響拡大
としている。
こういうときのために何らかの手を打てないのか、という気もするが、たとえばドイツだと、補助金をばら撒いて、次のような効果を得ている。
ドイツの新車販売、6月は4割増 1〜6月の累計過去最高に
【フランクフルト=下田英一郎】ドイツ自動車工業会(VDA)は2日、6月のドイツの新車販売台数が前年同月比40.5%増の42万7000台になったと発表した。政府による2500ユーロ(約35万円)の新車買い替え補助金の効果で5カ月連続プラスとなった。1〜6月の累計販売台数も前年同期比26.1%増の205万9000台で上半期としては過去最高となった。
メーカー別の販売台数では小型車、高級車ともに好調だ。最大手のフォルクスワーゲン(VW)と独オペルはともに5割増。イタリア・フィアットは8割伸びた。高級車メーカーでも独ダイムラーが主力ブランド「メルセデスベンツ」で7.5%増、独BMWは15.4%増とプラスになった(日経7月5日)。
ちょっと頭を使えば誰も買わないようなハイブリッドだけ売れているような日本とはちがい、小型車、高級車ともドイツでは売れているようだ。結構古い車に乗っている人が多いようなので、お得なときに買い替えが集中しただけかもしれないが、それでも自動車産業は裾野が広いから波及効果は高い。こういうときのために国民の側に"貯め"があるということなのだろう。
まあここで政権担当者にしっかりとした能力でもあればよいのだが、党首討論では国民にとって一番の関心事は西松問題などと低級なスキャンダル狙いしかできない。
政権担当能力という意味を理解する能力も欠くということなのだろうか。
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