最上の帽子は頭にのっていることを忘るるような帽子である。最上の政府は存在を忘るるような政府である。
----徳冨蘆花「謀反論」

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 小沢が企業、団体献金を全面的に禁止しようという提案をしたことに対して、自民党内では、動揺も見られ、

「小沢氏の疑惑隠しの提案に、こちらが乗るわけにはいかない」(幹部)との反発も強く、自民党の山崎拓・前副総裁は同日、日本記者クラブでの記者会見で「政官業癒着の象徴みたいな方が言ったって始まらない」と皮肉った(読売新聞)

などの発言も見られるという。

 自民党というのはこういう足の引っ張り合いしか考え付かない人種だ。どうせ誰が言ったって「始まらない」のだろう?

 学者がいえば「現実の政治を知らない人が言ったって始まらない」、国民がいえば「素人が言ったって始まらない」・・・相手の悪口にくっつけて「始まらない」といえばどんな文でも完成する。そんなことを言い出したら「疑惑隠しの小沢」などと、真っ黒な自民党が批判しても始まらないのではないのか。

 こういうアホな議論に惑わされることなく、国民にとってどっちがよいかということを真剣に考えるべきである。つまり、政治に本当にお金はかかるのか、この点を考えなければならない。いつも言うとおり、この党を支持するしないは別にして、日本共産党は企業献金も政党助成金ももらっていないが活動ができている。政治にお金がかかるというのはうそである。

 あなたが親なら「子供っていうのもまあそれなりに付き合いもあってさ、いろいろお金がかかるものなんだよ」と親に説教をたれる子供をどう思うだろうか。

 最低限のところで政党交付金だけは妥協しよう。政治とカネの問題をクリーンにするために導入された政党交付金、本来の目的どおり、いったんは政治献金全面禁止のために必要なものであると認めてもいい。だが、約束どおり企業献金は廃止すべきである。だから企業献金禁止を唱える小沢には賭けてみたい。

 これに対して、禁止するとブラックでアングラなカネが横行するだけであり、禁酒法と同じで、禁止すればするほどどこかの資金源になる、と恐れる向きもある。
 しかし、事情は相当違う。ポルノや酒、マリファナなどは禁止しても潜在的な消費者は何千万人にもなりうる。しかも自家製でどんどん生産することも可能だから、どこでどんな取引が行われるかわからない。酒やマリファナなどは不良品も蔓延するし、取れていた酒税も取れなくなるし、その上取締りのコストは天文学的になるだろう。
 しかし、政治資金が特に問題になる大型公共工事に入札できるような大企業と口利きをするほど力のある国会議員を考えると、対象となる数が非常に少ない。企業も一応表向きはきちんと帳簿をつけて、原則としてカネの流れは明確になっているはずである。自家製の「ブツ」が次々沸いてくることもない。タレこみも相当あるだろうから、取締りのコストは禁酒法などと比べ物にならないほど小さいはずだ。
 それでも、一部に心配されるとおり、確かに完全には抑えられないかもしれない。しかし、殺人が完全に抑えられないからといって殺人罪の規定がいらないとはいえないのではないか。

 全廃に対してはさらにこういう批判もある。
 資本主義においては利潤でものが動いていくのであり、企業が利潤を最大化しようとして政治献金をすることはおかしくないのだという議論である。しかし、資本主義、市場原理だけではうまく行かないから政府が公共財を供給したり所得再分配をしたりするのである。つまり企業社会、市場の原理が人の生存を脅かすようなことがないように、その面ではブレーキをかけるために政府は存在するのだ。資本主義だからこそ、企業の論理を抑える存在が必要なのであって、そのための政府が資本主義の論理で動いてどうする。

 企業献金禁止はぜひ実現すべきである。今のところ小沢を支持する以外に、現実味を帯びることはない。この動きが広がれば自民党も放置できない。民主党が高速道路無料を主張するとあわててアイディアの一部をパクり、天下りに甘い汁を吸わせることだけは忘れず、かつ骨抜きにして「ETCなら地方の高速休日乗り放題1000円」を出したくらいである。ただ、今回はこういういんちきを許してはならない。再度骨抜きにされてはたまらないから、このまま自民党の息の根を止めなければならない。

<追記>
 本当は、何らかの形で議員たちにはもっと政治資金が必要だと思っている。ただし、そのための不可欠の前提条件として、議員がlawmakerとして自ら調査し、議員立法を行う、そして内閣提案の法案を認めない(もともと、憲法上は法律案提出権など規定されていない)、そういうあり方ができてからの話である。
 政治にお金がかかるはずだ、という論者は、議員がそれくらい働く、役割を果たすことを前提にされているのではないだろうか。
 田中真紀子さんが「テレやつ」という番組で言っていたが、議員は会議の前のミーティングで党から指示を受け、「今日の議決は、4つありまして、『立って、立って、座って、立って』ですからよろしくお願いします」といわれるらしい。そんな議員になぜ金を渡す必要があるのか。
コメント

気持ちいい

どうして、いつも、Luxemburg様は、私の心の代弁者なのだろう。今日も、これを読んだので気持ちよく眠れそうです。

エロ拓といえばこんな記事

 04年に発覚した日本歯科医師連盟を巡る政治資金規正法違反事件で、特捜部は1億円の裏献金を受領した自民党旧橋本派(平成研究会)の会長代理だった村岡兼造元官房長官を政治資金規正法違反で在宅起訴した(有罪確定)。しかし、党の政治資金団体・国民政治協会を経由して3000万円を迂回(うかい)献金されながら収支報告書に記載しなかったとして検察審査会で「起訴相当」とされた山崎拓元副総裁は不起訴とした。

誰もが忘れていると思ったのねエロ拓。
裏金のほうが遥かに悪質なのに、どうして不起訴?

調べれば、記載漏れ、虚偽記載、自民党にはいくらでもあるよ。

政治献金全面禁止になると、政治家していてもつまらないって人、自民党には多いのでしょうね。

自民党はどんな理由で小沢代表に辞職勧告決議だすのか楽しみです。


入札情報

世の中不透明なものが多いですね。。

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