読売「編集手帳」の内容がばかげていることは分かったとして、そんなもの放っておけばいいではないか、というメールをいただいた。まあそうだと思うが、一つは自分なりに考えるためのトレーニングの素材として扱っている。もちろん、たたき台という意味での素材ではなく、反面教師としてである。もう一つは、そのへんの壁に描かれたセンスの悪い落書きくらい放っておくが、落書きからからインクの悪臭が発生しているのだ。
今回の題材は、一人の若者が、ロッカールームで一人ぽつんと座っている写真だ。ゴレンジャーか何かの服を着て、ヘルメットを手に物思いにふけっているように見える。この文と写真からすると、高校野球などのアマチュア野球に全てをかけてきたが、おそらくプロから声がかからず、生活のためにデパートの屋上か何かでかぶりものを着てこういうアルバイトをしている若者の姿と見られる。そんな写真に下のような文章が添えられている。
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