鳩山が辞任した。なんだかあっけない幕切れだったが、大政治家の孫という点では安倍晋三の時を思い出す。
さすがに一緒にすると失礼か。アメリカに無料ガソリンスタンドを提供することに政治生命をかけ、それがうまくいかないとなると、所信表明演説をした直後、みんなに一番迷惑のかかる時を選んで辞任したお孫さんとは違い、少なくとも鳩山は沖縄の負担軽減を主張して、それに政治生命をかけた形になった。
今回のことでまず思うのは、今後当分は沖縄のために一肌脱ごうという与党政治家は日本には出てこないだろうということだ。
過去には、沖縄返還の前後、「核抜き、本土並み返還」を主張した三木武夫がいた。あのときもなんだか正面切ってものを言う日本の政治家はアメリカにとってずいぶん邪魔だったようだが、40年ぶりにこういう政治家が出てきたと思ったら、やはりつぶされた。
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