このところニュースというと事業仕分け、事業仕分けだが、実際のところ、こちらにはよく分からない。
もちろん、無駄を明らかにする作業は必要だし、それを密室から引きずり出すことも必要だ。
ただ、本当のところはお茶の間で観察するには難しい話が多いはずで、手っ取り早くショー仕立てにしようとするせいか、目に余る光景が連発している。
たとえば、次世代スパコン。「世界一でなくて二番じゃどうしてだめなのか」などはその典型である。これでは事業仕分けは単なる揚げ足取りの場である。
もちろん、切りたくなる気持ち自体は分かる。実際、その予算でハコ物を作るらしい。だから、使い道や効果について哲学をもって議論する場にすべきである。
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