私は一都民として東京オリンピック開催に反対します!
理由
1. 一度やった 1964年に東京オリンピックをやったとき、新幹線やスポーツ施設など、東京を中心にめざましい発展を見せました。こういう効果があるなら、ほかの都市で開催すべきです。特に地方の過疎化、東京への一極集中が問題になっているときにそれに拍車をかけるのは国土の調和的発展にとってマイナスです。東京はすでに過密化し、治安も急速に悪化しています。観客や選手だけでなく警察官であふれたオリンピックになってしまいます。2020年を目標に日本のほかの都市(四国、九州、鳥取あたりなど)で開催することを目指すほうがはるかによいでしょう。
2. ヒトラーオリンピック? オリンピック招致に積極的な石原都知事は、北京オリンピックをヒトラーのオリンピックと同じとし、ボイコットを呼びかけた人物です。オリンピックをボイコットしようなどという人間が招致を進めること自体矛盾しています。
ボイコットは過去において政治的に利用され、多くの選手を落胆させました。政治を理由にボイコットを唱導するような人が招致するオリンピックは、そもそもオリンピックの精神に反します。
さらにご本人は東京オリンピックについて「日本ここにあり」などを掛け声とし、まさに国威発揚を目的としています。むしろこちらのほうがよほどヒトラーのオリンピックです。政治的にゆがんだオリンピックになるのは日本にとってもかえってマイナスです。
石原個人と関係ないではないか、とも思われますが招致する側でオリンピックのあり方はずいぶん変わるものです。
3. お金の無駄 北京、ロンドンと開催されたあと、再度北京と目と鼻の先にある東京に戻ってくる可能性は低いのに、招致のためにどれだけのお金とエネルギーを費やすことになるでしょうか。新銀行東京を始めとして無駄遣いばかりしてしまった東京にこれ以上無駄遣いをする余裕はありません。税金の使い方を間違えています。オリンピックなどその最たるものになる可能性があります。
ロンドンオリンピックでは招致に60億円かかったという話があります。ところが日本は同じことをやるのに、諸外国の何倍もお金をかける国です。たとえば高速道路は同じ距離を作るのにアメリカの40倍も費用を要しますし、サミット関連の予算もぬきんでています
とむ丸の夢さまより。
長野県民の苦労を思い出して、このようなことを二度と繰り返さないようにしなければなりません。
4. 経済効果はまゆつば 経済効果という言葉は意外に眉唾です。阪神タイガース優勝の経済効果、などまことしやかに語られますが、疑問を呈する人も多くいます。たとえば球場がいっぱいになり、応援グッズが売れ、といってみても、その日に別のところに出かけ、買い物をする予定が変わっただけ、という側面もあるでしょう。純粋に休日を寝てすごしたはずの人を起こしてが甲子園球場に出かけさせ、散財させた、という効果でも測定できるのであれば別ですが。
結局経済効果を喧伝することによって景気浮揚をはかろうとするアナウンス的な効果しかないのではないか、ということらしいです。派手に何かをぶち上げて、その気にさせて経済をよくする、というような煽動政治家の時代を終わらせないと、本当に国民の暮らしがよくなるような経済効果を望むことはできません。
以前書いたものですが、日本がくだらないお祭りに夢中になり、政治的に無となっている時期ですので投稿することにしました。