最上の帽子は頭にのっていることを忘るるような帽子である。最上の政府は存在を忘るるような政府である。
----徳冨蘆花「謀反論」

プロフィール

Author:Luxemburg
ときどき生存確認程度に記事を書いてます。体も心も生きてます。


最近のトラックバック


月別アーカイブ


参加しています
Under the Sun、護憲派アマゾネス軍団
/JANJAN参考サイト
DATE: CATEGORY:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
自民党の政治家に歴史認識を求めるなど、ないものねだりの典型だが、それでも問題にすべきことは放置すべきではない。
 逍遥録 -衒学城奇譚-さんのところで知ったのだが、麻生は所信表明演説の中で

続きを読む »

スポンサーサイト

テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 江戸時代と民主主義、こんなに結びつきの薄そうなテーマで、どうして二回エントリーが書けるのか自分でも不思議だ。
 さて、江戸時代はなぜ民主的なのか、というテーマには二つの意味があって、一つは前回やった話、選挙制度もない江戸時代がをなぜ民主的と評価できるのか、の意味だった。

 もう一つは、なぜ江戸時代は民主的な社会になれたのか、という点である。正直なところ、江戸時代に興味を持ったのは最近なので、自分なりに考えたところを書くしかない。

 前回の話と関係するけれど、江戸時代の民主主義とは、選挙制度などの、表面的な部分ではなく、もっと深い人間観にもつながる部分が民主的だと私は考えているので、そういう政治文化や人間観がどうやってできたのか、ということを考えてみたい。

続きを読む »

テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 前々回、名主が民主的に、しかも任期を区切って選ばれることから、江戸時代(但しすべての地域とは言わない)はジョン=ロック顔負けの民主主義であると書いた
 しかし、将軍選挙があるわけでもないし、大名のリコールができるわけでもない、選挙権、投票権などの概念のない世界が民主主義であるはずがないとも思えるのに、なぜ幕末に訪れた外国人が、
「ヨーロッパ人の私がもっとも驚いたのは、日本の生活の持つきわめて民主的な体制」(メーチニコフ)。
「アングロサクソンよりも根底においては民主的」(チェンバレン:あのチェンバレンとは無関係)
というのはどうしてなのだろうか。「生活」「根底」が民主的といわれてもぴんと来ない。

 民主主義についてきちんと教えてくれない、というより教えない日本では、民主主義というとどうも投票だの多数決だのという表面的なところに話が行きがちだ。しかし、民主主義は実はもっと深いレベルで問題になる。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 前回まで、江戸時代の民主主義について述べてきた。
 その市民社会を破壊した明治維新について「持丸長者--幕末・維新編」広瀬隆著をもとに考えてみたい。
「持丸長者」の「持丸」とは、丸=カネ をもつということである。昔の言い方をそのまま使ったものらしい。長者番付に見る変遷から世の中の動きを見ていこうというもので、明治時代に三井などが入っているのは当たり前として、何の生産手段ももたないはずの「山県有朋」「井上馨」らが番付に入っているのはなぜなんだ、彼らは国のために働いた清廉な政治家ではなかったのか、というような問題意識から明治維新を見ていくとよくわかる、壮大な歴史ドラマとなっている。
 広瀬隆さんというとどうしても、ユダヤとかの話について行けなくて苦手、という人が多いとは思うが、この本に関しては、そういう話がないので、わかりやすく楽しく読める。通貨の話の部分だけを取って読んでもなかなか面白い読み物だ。

続きを読む »

テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 前回、百姓たちの民主主義、経済的自由、豊かさについて述べた。この民主主義についてもう少し書いていく。
 なお、当たり前のことだが、江戸時代は地域、藩によって千差万別であり、全体として幕府直轄領はのんびり、ほかにも加賀藩や会津藩など、善政で知られた藩がある一方で、薩摩藩、長州藩などのようにどちらかというと悪政の藩もある。全体としてどっちが多かったのかはわからないが、私が書いているような民主主義がかなりひろく成立した時代であるというだけでも、江戸時代に対する見方は変わるのではないかと思う。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 先日、渡辺京二著の「逝きし世の面影」について書いたが、そんなにすばらしい江戸時代の社会がどうやって形成されたのか、そのヒントを提供してくれる一冊である「百姓たちの江戸時代」田中圭一著:ちくま新書について書くことにする。
 江戸時代というと、御触書だの諸法度だのという幕府側の記録は多いが、それは建前でしかなくて、現実の人々の生活がわからない、そこで、著者は主に新潟・佐渡の農民の生活を、村に残った古い文書などから描いていく。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 いまさら江戸マイブーム。本当のブームはおそらく杉浦日向子さんの漫画が流行ったあたりが一番で、私のは一体どれくらい遅れてるんだろうと思うが、自分がいいと思ったときがマイブームというしかない。
 本当は前の回あたりでやめるつもりだったのだが、Under the Sunに明治維新について私が書いたコラムについて、以下のようなコメントが来ていた。
Blog Ranking

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
渡辺京二さんの本を中心に江戸時代について考えてきた。
思ったことは二つある。

一つは、幕末に日本に来た外国人がしきりに日本の民主性についてふれていること。公的な選挙制度もない時代にどうして「民主性」などといえるものがあるのか、という疑問も湧く。
投票や多数決=民主主義と思いがちであるが、それは民主主義のごく一部、一面に過ぎない。どんな専制国家でも、民衆の支持がなければ維持していけないという意味では、すべての政治体制は民主的である。逆に形式的に投票権を与えていても毎日マスコミが繰り返しウソを流して、洗脳し続ける戦前の日本のような体制では、民主主義とはいえない。

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
 前回に続いて、渡辺京二さんの著書についてもう少し続けよう。明治維新とは、薩摩長州という最悪の圧政集団が外国の死の商人に踊らされて軍事クーデターにより国土と国民ばかりでなく、国そのものを破壊したものであり、国を私物化し、国民を殺人狂に駆り立てた最悪の事件だったのかもしれない。この戦前の日本の姿を悪く言うのは自虐でも何でもない。まさに私たちが自分を取り戻そうとする試みである。こんな恥ずかしい日本を「自」ということの方が、よほど自虐的ではないのか。
 この歴史は、戦争犯罪人の子孫が簡単に首相になってしまうような現在の政権が隠したい歴史だろう。
 江戸時代における民衆の政治意識はどうだったのか。
Blog Ranking

続きを読む »

| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:江戸・明治維新
2008年などと語るにはちょっとタイミングを逸してしまった感じもあるが。
元旦の新聞というのはその新聞社のカラーが出るが、今年の産経新聞のそれは明治の原点に還れ、などというようなものだった。まともに批評する価値すらない新聞ではあっても、自民党のタカ派の主張が大体わかるので時々読む。
 そう思いながら、ふと手に取った渡辺京二著「逝きし世の面影」。幕末から明治初期にかけて、日本に来た外国人たちがつづった日本の印象をまとめた著作で、以前からどういう本であるかくらいは知っていたのだが、ここまで詳細に、膨大に収集された証言集になっているとは知らなかった。

 外国人の目に、幕末の日本がどのように映ったのか、いくつかの記述を拾い出してみる。

続きを読む »

| BLOG TOP |

copyright © A Tree at Ease all rights reserved.Powered by FC2ブログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。